家庭菜園のある暮らし。たい肥づくりと、夏野菜の記録

一条工務店の家に住んで2年。
暮らしに少し余裕が出てきて、今年の夏は、ミニトマトとオクラの家庭菜園に挑戦しました。
場所は小さな庭のプランター。
毎日水をあげて様子を見るのが日課になり、子どもと植物の育つ時間を見るのが楽しみになりました。
さらに、たい肥も自作してみることに。
一条工務店の高気密な家だからこそ、家の中でも、においを気にせず実践できた「生ごみたい肥」は、意外と手軽で、ゴミも減らせるおすすめの方法です。
米ぬかと生ごみで、たい肥づくり
たい肥づくりは、とてもシンプル。
使うのは、生ごみと土、そして米ぬか。
米ぬかは、精米所で無料で手に入ることもあり、気軽に始められます。
※袋はないため米ぬかを入れる袋は持参

お金もかからずにできるのがいいよね!
材料と道具
- 野菜くずなどの生ごみ(皮や芯、卵の殻など)
- 雑草や枯れ草
- 米ぬか
- 古い園芸用土または庭の土
- 大きめのバケツやプランター
- フードプロセッサー(粉砕に便利)
特別な材料は必要なく簡単に始めらます。
ステップ① 生ごみを乾燥させる
まずは生ごみをしっかり乾かすことがポイント。
※生ゴミは切った野菜の芯や皮、卵の殻など
においやカビを防ぐためにも、水分を飛ばす工程は大事です。
わが家では、使い終わった生ごみを容器に入れ、キッチンの冷蔵庫の上に新聞紙を敷いて置いておくのが定番。
一条工務店の家は気密性が高く、においがこもりやすいのでは?と思われがちですが、換気システムのおかげで意外にも家の中でも臭わずに乾燥させることができました。
特に夏場は2〜3日でパリパリに乾きます。





全ての生ゴミを処理することができる生ゴミ処理機があると便利だよね
ステップ② フードプロセッサーで粉砕
乾燥させた生ごみは、細かく砕くと発酵が進みやすくなります。
手でちぎってもよいのですが、わが家ではフードプロセッサーを使っています。





離乳食を作る時に購入したものがあったので便利でした。
あっという間に細かくなって、混ぜるときも均一に馴染むのでおすすめです。
卵の殻や硬めの野菜も、フードプロセッサーなら粉末状にできるので、より分解がスムーズになります。
ステップ③ 土と米ぬかを混ぜる


枯れ草や細かくした生ごみに、米ぬかを加えて混ぜます。
目安は、
- 土:4
- 生ごみ:3
- 米ぬか:3
くらいの割合だそうです。
米ぬかは発酵を促す「発酵促進材」のような働きをしてくれます。
ステップ④ 発酵させる
混ぜたものは、雨が入らないようフタをしたり、布をかぶせたりして、風通しの良い場所に置きます。


週に1〜2回、スコップでよくかき混ぜてあげると、空気が入り発酵がスムーズです。
1〜2ヶ月で、さらさらのたい肥が完成します。
においと虫の対策
たい肥=においが気になる?
と思われがちですが、生ごみをしっかり乾燥させてから使えば、ほとんど臭いません。
米ぬかの自然な発酵の香りがふんわりする程度で、不快に感じたことはありませんでした。
虫対策としても、水分が多くならないようにすることが大切です。
夏野菜の家庭菜園
たい肥づくりと同時に始めた家庭菜園。
今年は初心者にも育てやすいと言われているオクラとミニトマトに挑戦してみました。
オクラ


オクラはホームセンターで苗を買ってきて、プランターに植えました。



せっかくならたくさん育てたい
と思い、一つのプランターに5株も植えてしまい…ちょっと詰めすぎに。
結果、背丈はあまり伸びず、葉っぱも混み合って風通しが悪くなってしまいました。
それでも、花が咲き実が次々とつき、収穫までできたのでよかったです。
収穫のタイミングが意外と難しく、油断するとすぐに大きくなりすぎて固くなることもありました。
来年は、間隔をもっと広くとって、のびのび育ててあげたいなと思っています。
ミニトマト


ミニトマトは、プランターを2つにして間隔を開けて植えたので、背丈が大きくなりました。
花がついて実もたくさんできたので「すぐに赤くなるかも!」と期待していたのですが、なかなか赤くならない!
調べてみると、
ミニトマトは緑の状態で実がついてから赤く色づくまで、時間がかかる品種もあるのだそう。
焦らず待つことが大事なんですね。
途中から水やりを少し控えめにしてみたところ、甘みも増し、色づきも進んできました。
子どもたちも自分でとりたくて、楽しく嬉しそうに収穫できたので良かったです。



でもトマト嫌いだから収穫のみ。。
カレーに混ぜようかな(笑)
家庭菜園とたい肥で、エコな暮らし
「野菜を育ててみようかな」と思い立って始めた家庭菜園。
最初は道具も知識もなかったけれど、たい肥を自分でつくり、毎日野菜の成長を見守るうちに、自分たちで家庭菜園をする楽しさに気づきました。
なにより、普段なら捨てていた生ごみが、たい肥として野菜の栄養になり、また収穫して食べる。
この小さなエコ活動も地球環境のことを少しでも考えることに繋がっているかなと思います。
さいごに|次は何を育てよう?
今年はオクラとミニトマト。
どちらも初めてにしては上出来でしたが、次は子どもたちも食べられる野菜にも挑戦したいと思っています。
「食べるために育てる」だけでなく
「楽しむために育てる」
たい肥づくりから始まった、わが家の小さな家庭菜園は、これからも少しずつ広がっていきそうです。
コメント